適材適所について改めて考えてみた

マネジメントこぼれ話

適材適所で誰もが活躍できる職場づくりを
などと「適材適所」という表現がよく使われますが、
果たしてこの適材適所とは、どういう意味でしょうか。

適材とは「●●ができる(スキル)」「●●に長けている(知識)」
という能力だけを言うのではありません。
「人が好き」「絶対に諦めない」「コツコツと飽きずに取り組むことが得意」
などの、その人の特徴・強みも言います。

それらを踏まえて「適所」
つまり、それらの能力や特徴・強みが発揮できる場所で
その人の最大限の力を発揮できる場を用意してあげよう
ということです。

ということは「適所」において、
「●●ができる」「●●が長けている」という必要とされているスキル・知識のみでなく、
その仕事、役割においては、どのような特徴・強みがあると良いのかを
しっかりと把握できている事が必要です。

例えばこんな感じ。

職種の違いによる求められる知識・スキルと強み・特徴を
経理、人事、営業で考えてみました。

チームマネージャーなどのマネジメント職か、それとも専門分野をを追及する専門職か
についても考えてみました。

こうやって見てみると一目瞭然なのですが、
「適材適所」とは、「●●ができる」という表面的な問題でだけではなく、
その場所で求められる強み・特徴を持ち合わせているかどうかで
今、その知識やスキルがなくても、そこで活躍できる可能性を大いに秘めているということです。
そして、もし、その適正があるならば、その可能性のある場所でトライしてみる
それがローテションの正しい目的であり、
ただやみくもに経験させればよいということではないのです。


表を作ってみて思うのは
私はやっぱり営業向きであって人事向きではないなぁということです。
なぜなら私は冷静な判断ができるとは言い難い、
どちらかと言うと情に流されるタイプだからです。

スーパーブラックマネージャー時代、私にはマネジメントは向いていないと思い、
マネージャ―を降りたいと上司に直訴した時、
当時の上司が言ってくれたのは、
「マネジメントのスキルを持っていないだけで、ポテンシャルは十二分にある。
だから、マネジメント、リーダーシップを学べ」
でした。
その時の上司は、「今、●●ができる」ではなく、
私の強み・特徴をしっかりと見極め、その上で、
どちらが向いているかを示してくれたのだと思います。

適材適所とは、「今、●●ができる」から「××の部署(役割)」
ではなく、「●●ができる」に併せて、
その人の強み・特徴、可能性をしっかりと見極めたうえで、
考えることが大切です。
更に言うなら、今、●●ができなくても、
その場所で求められる強み・特徴を持ち合わせているかどうかの方が
大切かもしれません。

ですから間違っても「いろいろ経験させてみないとわからない」
などと思い込んではいけません。
もちろん経験しないと分からない事はたくさんあります。
しかし、強み・特徴、すなわち、その人の資質はそうそう変わるものではなく、
もし経験させてみようと思うならば、
それらの強み・特徴が活きる場所での経験を積ませてあげなければいけません。

それでも「経験させないとわからない」と言うならば、
それはあなたの「人を見る目」をもっと養いましょう!
ということですね。

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