どんなアドバイスよりも私がほしかったコトは

その他

この1カ月、自分では制御不能な日々を送っていました。
具体的には母の緊急入院、それに伴う認知症の父の世話の負担増。
退院してからも何度も倒れて・・・
昼夜を問わず、仕事中でも構わず、子供のようにしがみついてくる父。

ただスケジュールが詰まっているだけなら
自分で何とかなるのですが、
予測不能な母の体調や父の奇行には本当に悩まされました。

当然、私のストレス値はMaxになりました。

「困ったことあったらいつでも言ってね。」
「一人で抱えないで利用できるコトは利用した方がいいよ。」
「気分転換にお茶でもどう?」

身近な人たちが気づかいの言葉をかけてくれます。
ありがたいことです。

でも、私が一番ありがたかったのは、
いえ、嬉しかったのは、ご近所さんのEちゃんママの一言でした。

「いつでも聴くよ。何でも聴くよ。」


毒を吐きそうになり、それをこらえることに苦悩していた私に、
父や母を恨めしく思い、そんな自分に批判のベクトルを向けつつあった私に、
何をアドバイスするでも諭すでもなく、ただ
「聴くよ」
とEちゃんママは言ってくれました。

この一言を聞いた時、一生懸命突っ張っていた心のつっかえ棒が外れ、
偶然に会った軽い立ち話だったにもかかわらず、
私の涙腺は崩壊して大号泣してしまいました。


「聴くよ。何でも聴くよ。」


ありのままの私のモヤモヤや黒い部分や情けない部分や、
そういった全てを受け止めるから、遠慮なくさらけ出していいんだよ。

そんな風に言ってもらっているようで、救われた思いがしたのです。


手伝ってほしいとか、アドバイスがほしいとか、
そういった理性の話ではなく、
自分の気持ちを、感情を私自身が持てあましていて、
そこに見事にEちゃんママは寄り添ってくれたのでした。


私の黒い気持ちをEちゃんママに口に出して話すことで、
ただそれだけで、私はスッキリとした気持ちを取り戻すことができました。
ただ聴いてもらっただけなのに。
否定せず、ただ聴いてもらっただけで、元気が戻ってきたのです。

まずは「聴く」
そこから相手が何を求めているのかを知る。

ただ聴いてほしいだけなのか、
アドバイスがほしいのか、
励ましがほしいのか、
それとも別の何かを求めているのか・・・

聴いてみなければわかりません。


まずは聴く。
聴くことの力は偉大です。

理屈や理論、アドバイスや叱咤激励に走りがちな人ほど、
まずは黙って聴く、相手の言葉と気持ちを受け止める。

それだけで、あなたの目の前の人を力づけることは十分に可能ですし、
あなたへの信頼や尊敬が一層深く厚くなるのも間違いありません。


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