部下を信じて待てないのなら、上司を辞めた方がいい

人間力

「信じる」ことは本当に難しいことですね。

何度もがっかりした
何度も裏切られたような気持ちになった

そんな思いをした相手であればあるほど
それが部下であれ上司であれ、
たとえ我が子であったとしても
「信じることは難しい」とつくづく思います。


そして皮肉なことに、

「信じる力は途轍もなく強大」
でもあります。

誰に信じてもらえたか。
誰に信じてもらえているか。

自分を信じてくれている相手が誰かによっては、
その当事者にとんでもないパワーを与えてくれるのです。


それまで鳴かず飛ばずで
どちらかと言うとパッとしなかったAさん。

ある日、上司であるZさんからの
「期待してるぞ。頑張ってくれよ。」
の言葉をとても嬉しく思い奮起します。

「こんな自分でもZさんは期待してくれていたんだ。
よし、頑張ろう!」

目標をしっかりと定め、
コツコツと努力を積み重ねます。

Aさんのキャラクターは
必死さが滲み出るというよりは
どちらかと言うとふんわりぼんやりした感じ。
やる気を全面に出すタイプではありません。
それでも話を聴くと本気度は確かだと感じられ、
何より行動をしっかりとしています。

しかし悲しいかな、上司のZさんは
「本当のところで、Aさんがそこまでやれるとは信じていない。」
と私に言ったのです。

これには私の沸点が振り切れました。
(偉そうに言って、かつての私はまさにこうでしたが💦)


「期待している」の言葉は本心ではない。
アイツがそこまでやれるとは思っていない。
(ダメだと思っている)
信じるにはそれ相応の期間の行動努力は結果がないと
信じられるわけがない。

これがZさんの言い分でした。


つまり!

Zさんにとって、結果があるから信じられる。
担保があるから信じられる。
まだ何もないうちは信じて待つなどできない。
だって、結果が得られる可能性の方が遥かに低いのだから。

ということでした。


私はとても残念に思いました。
(過去の私は本当に残念だらけの思考だったということですね💦💦💦)


「信じて待つ」ことで部下にエネルギーを送り続ける。
「信じて待つ」ことで部下を応援しているとメッセージを伝え続ける。

そうされることで部下は
「期待に応えたい」
「自分を信じてくれている人を裏切りたくない」
と力を発揮してくれるかもしれません。

一方、今のZさんのスタンスでは
「結果を出さないと信じてもらえない」
「結果を出さないと受け入れてもらえない」
「結果を出すことができなかったら自分はダメ人間なんだ」
と部下に感じさせ、行動を委縮させる可能性が大ありです。

Zさんの部下たちは口々にこう言います。
「Zさんに信じてもらうには結果を出さないと」
「僕は結果がなかなか出ないから、まだ信じてもらえていない」



敢えて言わせていただきます。

部下を信じて待てないのなら、上司なんて辞めてしまえ!


結果を確実に出してくれる人しか信じられないのなら
AI社員にすればいいのです。

躓いたり失敗したり
やる気をなくしたり
時に暴走してみたり。

人はいつもいつも順調なわけではありません。
誰もが皆んな、上司の理想通りの行動結果を生み出せるわけでもありません。

それでも
「自分を信じてくれている」
「自分を信じて待ってくれている」
そう思えた時、
人はとんでもない力を発揮できるのだと
私は信じています。

もう一度言います。


部下を信じて待てないのなら、上司なんて辞めてしまえ!

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