禅語から学ぶリーダーのあり方

「松風有清音」メンバーの心を落ち着かせる存在でいる

松風有清音(しょうふうにせいおんあり)

松林に吹き抜ける風は清く心が洗われるような音がする。

心が清らかになるような素敵な場面を思わせる言葉です。

今日は朝からアポイント満載で大変なんだよな・・・

今日中に仕上げなればいけない企画書、果たして間に合うかしら・・・

毎日忙しくしていると清音を聞くどころから、そんな心の余裕も失ってしまいがちです。どんなに大変な毎日でも空の青さや風の爽やかさ、太陽のぬくもりや星のきらめきを感じることができる気持ちのゆとりを持ちたいものです。

また、清音とまでは行かなくても、少なくとも自分自身が強風や熱風などにならないよう気をつけたいと思います。

日曜の夕方ですが山手線がとても混んでいました。車両の中ほどは空いていたのでそちらへ進みたいのですが、入口付近で人が溜まっていて進めません。「すみません」と声をかけて奥へ進もうとすると大きな障害物にぶつかりました。出張帰りと思われるサラリーマンの方の特大サイズのスーツケースが車両の真ん中を塞ぐような形で斜めに置かれていました。少し体の方に寄せてくれれば・・・ と思い、「すみません」と声をかけようとすると、背の高いその男性から「俺は疲れてるんだよ」と言わんばかりにジロリと睨みつけられ、おまけに足を目の前に出されてしまいました。

日曜夕方の山手線で、私にむせ返すような熱風が吹いた気がしました。

かつて共に働いていたメンバーのMさん。どんな時にも明るい態度を崩しません。営業で疲れ切って会社に返ってきた時、真夏の倒れそうな暑さや土砂降りの雨でびしょ濡れになって帰ってきた時。「お疲れ様です。大変でしたね。」彼女の一言で皆、疲れが飛び元気になります。銃後を守るオフィスのヴィーナスは、いつも柔らかで心地よいそよ風を私たちに送ってくれていました。

松風有清音

あなたには清音を感じる心の余裕がありますか?

あなたはチームにどんな風を送っていますか?

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