マネジメント・リーダーシップ

マネージャーの三かん王

昨日は「人生の三かん王」について触れましたが、マネージャーの「三かん王」は何かと私なりに考えてみました。

「寛・観・感」の3つの「かん」を選びました。国語辞典によると、それぞれの意味は以下の通りです。

 

「寛」 気持ちにゆとりがある。心が広い。寛恕、寛大、寛容など

「観」 対象を眺めて見る。物事を念入りに見る。物事を見て意味や本質を捉える。観察、観測、観照、達観など

「感」 深く心が動くこと。感激、感謝、感心、共感など

 

最初の「寛」。これがベースにないとせっかく観ても心が何も感じない、またはおかしな感じ方をしてしまうかもしれません。常に自分の心にゆとりを持ち、他者に対して寛大、寛容、寛恕の心でいることはとても大切だと思います。

 

観方も大事です。自分が見たいものを自分都合で見るのではなく、念入りにありのままを観察、観測し、表面だけに留まらずその本質をしっかりと観照しなければいけません。物事の意味や本質までしっかりと観ることができれば、そのさきの問題解決や方向づけもしっかりとできるというものです。どう「観る」のか。寛の心でしっかりと観ることが大切です。

 

感じる心は人として本当に大切です。ちっちゃなことにも感動したり、相手と共感できる部分を見つけることができたり、誰に対しても感謝することができる人は、人として魅力的です。かつて、自分に興味のないことには全くの無感情、無感動、無共感で返事はいつも上の空、という上司の下で働いていた時、人と人とのつながりが持てないような気がして、同じ空間にいても寂しかったことを覚えています。深く心を動かす。深く心を震わせることができる。そんな感じる心は、他人に言葉以上のいろいろなメッセージを伝えることができるのではないでしょうか。自分都合ではない深く感じる心を持てる人は本当に魅力的な人なのだと思います。

 

 

人生の三かん王でも言いましたが、いずれも自分の心持ち次第で「寛・観・感」のブラッシュアップは可能です。

日々しっかりと自分の心に留め、人生の三かん王、マネージャーの三かん王を目指し、努力し続けようと思います。

 

ちなみに・・・

ユニーの西川元社長は「経営者の三感王」は「危機感」「存在感」「使命感」だとおっしゃっていました。こちらもドキッとする言葉ばかりですね。

 

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