マネジメント・リーダーシップ

仔犬のしつけから学ぶマネジメント~見方を変える

1歳10か月を過ぎた我が家のゆうたですが、見た目は立派な青年。中身はまだまだお子ちゃまです。

ルンルン歩きをしている時はバンビのように跳ねて歩くため、知らない方は皆さん「あら、まだパピーちゃん?」とおっしゃいます。

そんなゆうたには困った癖が一つあります。

それは、興奮すると縦にジャンプすることです。そのジャンプ力やものすごく、ゆうたの大興奮ジャンプを見た方は皆さん一様に驚かれます。

 

昨日はお散歩のときに久しぶりにフォルテちゃんと会い、フォルテちゃんのお父さんと暫く立ち話をしていました。その間は足元で良い子にお座りして待っています。お話も終わり、「さあ、行こうか」とゆうたに声をかけたその瞬間、物凄い縦ジャンプが始まりました。

また始まった・・・。一度ジャンプを始めると暫くは興奮がおさまりません。

「ゆうた。行くよ。良い子して。」「いい加減にしなさい。いけない。お座り!」

だんだん私の声が大きくなります。

すると、それを見ていたフォルテちゃんのお父さんが笑顔で言いました。

「ゆうたくんはすごい特技があるんだね。運動神経抜群だね。」

フォルテちゃんのお父さんの一言で目が覚めました。

ゆうたのジャンプは悪癖ではなく特技なんだ。

これまで、ずっとこの縦ジャンプに困らされとていたので、特技だなどとは夢にも思ったことがありませんでした。

長所と短所はコインの裏表。分かっていても、こんな身近なところにも落とし穴があったとは・・・。

困ったな。参ったな。と思っていると、なかなか視点を変えて物事を見るのが難しくなってしまいます。そんな時、ふとした第三者の一言で見方を変えることができました。

 

ゆうたはこんなことができる。あんな良いところがある。と私がゆうたについて褒めちぎると、母は決まって「親のひいき目だわねぇ」と言います。

しかしそれで良いと思っています。一番傍にいる人が良いところを見つけて褒めてあげないでどうするのでしょう。

チームのマネージャーも同じですね。一日の生活時間の大半を同じ職場で過ごすマネージャーがメンバーにダメ出しばかりでは、メンバーはいじけてしまいます。一番長く一緒にいる人が一番認めてくれる。理解してくれる。それこそが何よりも嬉しいことなのではないでしょうか。

 

物事の一面だけを見てそれが全てと結論付けるのではなく、見方を変えることで別の新たなものが見えてくる。

ついつい忘れがちになってしまいますが、360度の視点で物事を見ることを忘れずにいたいと思います。

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