マネジメント・リーダーシップ

遠くへ行きたければみんなで行け

マネージャーの皆さんとお話をしていると

「部下にこんな風になってほしい」

「常に目標達成できる、売上〇〇円上げられるチームにしたい」

などなど、ご自身以外の「他人」に対しての願望・期待や、「成果・結果・行動面」についての理想チームについてお話なさいます。

それで、そのような成果や行動ができているチームは「どんなBeing(あり方)を持っているのですか?」また、あなた自身は「どんなBeingを持っている上司、リーダーを目指していますか?」と質問すると、そんなことあまり考えたことなかった・・・ というような表情で皆さん考え込んでしまいます。

 

常日頃、成果・結果(Having)や行動(Doing)に対してのはイメージはそこそこしていても、どんな「あり方」を望むのか、Beingについて考えている人は、実は少ないのかもしれません。

 

しかし、よ~く考えてみてください。

例えばダイエット。何キロ痩せる、と数字目標だけでは頑張りづらいのですが、痩せた後に何を手に入れたいのか、目的が明確だと、そしてそれを強く望んでいればいるほど取り組みやすく、成功確率も高くなると言われています。それと同じで、仕事であれ何であり、目標だけではモチベーションの維持や、頑張り続けることは難しいのです。その目標を成し遂げた後に手に入る輝かしい未来、自分にとってHappyなものをイメージできているのとそうでないのとでは、全く取り組み意欲・姿勢が変わってくるのです。

 

会社から与えられた(多くのサラリーマンはそうですよね)業務目標を成し遂げることによって、自分はどんなBeingを手に入れることが可能か、そもそもどんなBeingを望んでいるのか、どんなBeingのチームにしたいのか。ある意味、目標はGoal(手に入れたいもの)に向かうための手段であり、決してGoalではないのです。

チームの一人一人が目指す個人のGoalは違っていても、同じ手段を取ることによって互いのGoalを尊重し合い頑張ることはできるはず。アニメのワンピースがまさにそれですね。孤軍奮闘してたった一人でGoal目指して頑張るよりも、みんなで頑張った方が、きっと遠くへ行けるはず。そのためにも、互いのGoalを確認し、認め合い、そしてできることなら、共通のGoalも持つことができれば、こんなに素晴らしいことはないと思うのです。

 

自分のチームにどんなBeingを溢れさせたいのか。自らはどんな上司、リーダー、人でありたいのか。

可能な限り明確にイメージし、そこへ向かいたいと強く願う。

そして、そのGoalをメンバーと共有し、メンバーのGoalも確認する。

こんなに素晴らしいチームなら、きっと、一人一人の目指すGoalも、イメージしているよりももっと遠くへ辿り着くことができるかもしれません。

そのためにも、まずは自分のGoalをしっかりとイメージさせることが必要です。そして、目指すGoalが分かったならば・・・

 

If you want to go fast, Go Alone. If you want to go far, Go Together.

早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければみんなで行け。

 

あなたは一人で行きますか?それともみんなで行きますか?

 

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