誰だって変わることができる

等身大の自分を受け入れる

ありのままの等身大の自分を受け入れるのは、時として難しいことがあります。

格好悪い自分、理想に対して劣っている自分、失敗や負けを素直に認めることなど、それら事実をしっかりと自覚し受け入れる。そして、そのことを言い訳せずにいられる。特に、ポジションが上がれば上がるほど難しくなると思います。これができるだけで本当にもう、素晴らしい!と感じます。

 

先日の研修で、この一見当たり前のようで難しいことが普通にできていて、その事をしっかりと同僚に発言できている課長さんたちに出会いました。

皆さん、自分はここが弱い、ここは気をつけなきゃ、改善ポイントはここなど、実にリアルに的確に自分自身を分析できており、そのことを他の課長さんたちに告げているのです。なかなかできることではありません。

そこには格好つけるとか、そんな姿勢は微塵もなく、チームの成長のためには今の自分よりも更に前へとの想いが感じられました。

かつての私なんて、どこか言い訳してみたり、他人のせいにしてみたり、できていない理由は私にはないのよと言わんばかりに必死で取り繕ったものですが、皆さんは違いました。

人が前へ進む時、成長する時、現状を正しく認識するというのはとても大切です。何より、言い訳せず、他人のせいにもせず、その原因を自分の中に求め、自分自身の考え方と行動を変えて改善に努める。これができる人は、間違いなく前へ、前へ、着実に進める方達です。

言い訳ばかりしていても、その方の思考と行動に変化がなければ、結果の改善は見られません。目の前で起こっているアンハッピーな出来事に対して、その原因を自分の中に求めることができる人こそ、「勝つ」ことができる人達だと思います。

 

今現在、その課長さんたちの所属部門は、決して元気な状態ではないようです。

しかし、私は間違いなく確信しています。

あの課長さん達が力を合わせて目指すゴールへ共に進むことが出来れば、決して未来は暗いものではないと。いえ、それどころか、大きな変革を起こすことができる、そんなパワーさえも秘めている素晴らしいマグマを感じました。

 

色んなスキルや知恵ももちろん大切です。

しかし、等身大の自分にしっかりと向き合うことができる力は、もしかしたら、それ以上に大切な、そして是非とも身につけたい人としてのあり方だと、改めて皆さんに教えられたのでした。

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