誰だって変わることができる

主人公はあなたです

「由佳さんのおかげです!」
ひと月半ほど前に煮詰まり切って連絡をくれた年下の友人が嬉しいメッセージを送ってくれました。
私は特に何かをしたわけではなく、ただ彼女の話をひたすら聴き、感じたことを少しばかり伝えただけ。
難しいテクニックを伝えたわけでも迷路を抜ける秘策を教えたわけでもなく、本当にごくごくシンプルに彼女に寄り添っただけでした。
何故なら、ひどく落ち込んで煮詰まってどんよりオーラを発散している彼女でも、本当はとても頑張り屋さんで前向きで、けれども人一倍傷つきやすくて、ものすごくピュアであることを私は知っていて、そんな彼女の自浄能力をただ信じ、彼女の内面のイライラが少しでも癒えればいいと、ただそう願って話を聴いていただけなのでした。

「私は何にもしてないよ。どうするか決めたのも、実際に行動したのも、そして結果を出したのも、みーんなJさんの力だよ。スゴイ!スゴイ!」

本当にそうなのです。
コーチとか、コンサルタントとか、「私がサポートしているAさんが成果を出してくれました!」とか「私が応援しているBさんの成長が凄いんです!」とか、そんな風なコメントがよくありますが(私もしているかもしれない・・・。反省・・・)、それをコーチやコンサルタントの力だと捉えるのだとしたら、それは違うと思います。

どんなに最適なアドバイスをしようが、寄り添おうが、最終的にどうするかを決めて、行動して、考えながら工夫して更に行動して、結果を出そうともがいて努力するのはその人本人で、コーチやコンサルタントは例えて言うならば、少しでも心地よい風が吹くようにその脇で大きな団扇を振っている、それくらいでしかないと思うのです。

あくまでもその人がどうしたのか。
それ以上でもそれ以下でもありません。

「うちの職場、なんとかなるでしょうか?」
沈滞ムード一色の部門に頭を抱える部長さんに、先日も私はこんな風に言ったばかりです。

「さあ、どうでしょうか。精一杯お手伝いはします。私は私の最善を尽くします。
けれども、やると決めるのも、実際に行動するのも、悩んだり困ったり考えたりしながらも前へ進む努力をするのは私ではなく皆さんですから。
つまり、頑張るのは私ではなく皆さんです。
『何とかなる?』ではなく『何とかしたい』という思いがあれば何とかなるでしょうし、なければ無理だと思います。」

冷たく聞こえたかもしれないし、営業としてこんな言い方あり? と思われるかもしれませんが、本当のことなので私はいつも正直にお伝えします。
「何とかするのは私ではなくあなた。私はただそのお手伝いをするだけで、主人公は『あなた』なのだと。」

もし今、何かに悩んだり、つまづいたり、前へ進めず立ち止まってしまっているあなた。
誰かに助けてほしい、ここから救い出してほしいと、救いの神を求める、その気持ち、とても分かります。
けれども、どんなに素晴らしいスーパーゴッドが現れたとしても、行動するのはあなたです。
どんな時にも自分の人生の主人公は自分であり、自分自身で舵を切らなければ決して前へ進むことはないのだと、忘れずにいたいものです。

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