美は細部に宿る

活動記録 組織開発

初めてその会社を訪問した時に通された応接室で私が最初に感じたことは、壁に掲げられている6枚の額縁が真っすぐに揃っておらず、微妙に傾いていることでした。
テーブルの上の埃や床にゴミが落ちているのはすぐに気がつきますが、壁の額縁は客側のソファーに座ってみて初めて気がつくのかもしれません。
「う~ん。残念!」
心の中で私は呟きました。

次にその会社を訪ねた時、ひどい大雨だったので入り口の前で濡れたカバンをタオルで拭い、レインコートを脱いで何気なく上を見上げてみると・・・・
いつのモノなのでしょうか。
なんと!「迎春」の文字もすっかり色褪せたしめ縄がかかっていました。
あらあら・・・

ご縁があってその会社を元気にするお手伝いをすることになった私。
どんなゴールを目指すかとの話し合いの時、一通り意見が出きったところで私はこの額縁としめ縄の話をしました。
皆さん、苦笑い、恥ずかしそうに顔を見合わせて・・・。

「美は細部に宿る」
目に見える大きな部分だけでなく、気づきづらい小さなところにまで行き届いて初めて本当に美しいと言えるのであり、どんなに小さなことも気がつかないだろうと思われることも手を抜かずにきっちりとする。
大きなところだけでなく、細かいところ、小さなところもきちんとケアしなければなりません。

額縁やしめ縄は普段気がつかない小さなことですが、それらから会社が残念な状態だということは、想像に難くありません。
会社を元気にしようと思った時、チームビルディング研修をしようとか、コミュニケーション活性化のために1on 1ミーティングをしようとか、大きなことに目が行きがちですが、小さなことの積み重ねが本当はとても大切なのではないでしょうか。
どんなチームを目指すにせよ、表面的に「できた!」ではなく、いつどこをつついても「できた!」で初めて本当にできたということなのだと厚かましくもお伝えさせていただきました。

美は細部に宿る。
美容や本来は建築の世界で使われる言葉ですが、私は仕事においてもこの言葉を大切にしたいと思っています。

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