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頑張れない時は休んでいい

どうしても頑張れない時、やる気が出ない時、会社に行きたくない時、そんな時には誰でもあるものです。
「たるんでるからそんなこと言うんだよ!」
「そんなこと言ってるのは暇な証拠だよ!」
もしかしたら、あなたの周りにはこんな風に言う人がいるかもしれません。
でも、そんな言葉は放っておいて、疲れたら、頑張れないと思ったら、休みましょう。

かく言う私も、今日は予定を急遽変更して、1日のんびり、ボーっとしていました。
今日の予定を明日以降に後回しにしたことで、明日はちょっとハードかも・・・ と思わないではないですが、エネルギーが落ちてしまっている時に無理をして完全にダウンしたり、あるいは低エネルギー状態でそこそこのパフォーマンスしか出せないのであれば、しっかりと充電してハイパフォーマンスであった方が、結果的に良い仕事ができると考えるからです。

「僕たちサラリーマンは、そんなの無理ですよ。」
と声が上がりそうですが、私はサラリーマン時代から「無理!」と思ったら休んでいました。
山手線を一周して休む(サボる?)時もありましたが、「今日、休みます」と、いわゆる年休をその日の朝に取って休むこともありました。
年度末の上司との面談では
「尾藤は突年(突然年休=当日の朝に休みを届けること)が多いな。体調管理、しっかりするように。」
とよく言われたものですが、
「はい。すみません。」
と答えながら、「休みたかったんだよ~」と心の中で呟いていたものです。

もちろん、突然に休むわけですから、そのせいで周囲に迷惑をかけてはいけません。
普段からしっかりと進めておくことはもちろんの事、私が突然の不在でもサポートスタッフが困らないように、日頃から情報共有には「これでもか!」というくらいに努めていました。
「ある日突然、私が交通事故でいなくなっても誰も困らないように、普段からしとかなきゃね。」
が私の口癖でした。
ある意味、突年ができたのは、そんなサポートスタッフがいたからであり、彼・彼女たちとの日常の関係性が良好だったからに他ありません。

突年の日、たいていは昼まで寝て、午後もダラダラとパジャマのままで過ごし、何もしない、何も考えない1日を過ごしていました。
そうすることで私の場合は膿のように張り付いた「行きたくない病」がユルリと剥がれ、翌日からはまた、頑張ろうと思えるのです。
人によってその充電の仕方は様々でしょう。
自分が一番良いと思える過ごし方をすればいいわけで、決して間違えてはいけないのは、「自分はもっと頑張らないといけないんだ」と自分で自分を責めてしまうことです。
頑張れるエネルギーの器の大きさは人それぞれ違うわけですから、大きな大きな酒樽ほどの容量の人もいれば、可愛らしいちっちゃなお猪口くらいの人もいます。大きければ良くて小さいとダメ、ということはありません。
人それぞれで良いのです。
大切なことは自分の容量を正しくしっかりと認識し、ガス欠になってしまう前にしっかりと充電し、壊れてしまう前に自分自身をメンテナンスすることです。
だって、自分の心と身体の状態は自分にしかわからないのですから。

今日一日、のんびり過ごした私は、お陰様でかなりの休養ができました。
それは身体はもちろんの事、メンタルしかり、頭もです。
と、ここまで書いていて気がついたこと。
私が休む時、ボーッと何もせずに過ごすのは、頭を休めたいからなんですね、きっと。
とにかく休みなく動いている頭、寝ている時さえも仕事や介護や、あれやこれやと考えているその思考を止めて、頭を休息させたいからなんだからと再認識いたしました。

決められた休日で充電リフレッシュができればそれに越したことはありません。
しかし、私達は生身の人間。
どうしても頑張れない時は誰しも起こり得ます。
そんな時は、どうぞ頑張りすぎず、いえ、頑張らずに休む勇気を持ちましょう。
そしてしっかり休息を取ったのち、また、気分一新、事に臨めば良いのです。

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