マネジメント・リーダーシップ組織開発

働きがい改革

「次は『働きがい改革』」という新聞記事を目にしました。
今、巷で言われている「働き方改革」の次は「働きがい改革」だというのです。


私に言わせていただければ、わざわざ分けて語ることではなく、

どっちもおんなじ!

だと思うのです。


「楽しくなければ仕事じゃない!」
と豪語していた若い頃、賛同してくれた後輩がいた一方、
何を甘いこと言ってんだ!と一喝の先輩もいらっしゃいました。


何のために働くのか?


もちろん、私だって、「お金」ほしいです。
けれども、それだけではありません。
お金のためだけに働くのだったら、「もっとも稼げる仕事」が良いわけで
さらに言えば、仕事じゃなくてもなんでも良いわけです。

お金も当然ほしいし、なければ生活していくことはできません。
欲しいものもあるし、遊びにだって行きたいし、
多少の贅沢もしてみたいし、貯えがあることでの安心感もほしい。
けれども、それだけではないのです。
1日8時間、1週間40時間。
1日24時間のうち起きている時間が16時間だとして、
その半分以上を過ごす仕事時間。

同じ過ごすなら有意義に過ごしたい。

誰かの役に立てて嬉しい。
成長実感が持ててワクワクする。
頼られることでやる気に火がつく。
好奇心が刺激される。
チームワークを育てていくのが楽しい。


人それぞれ、心に火がつく着火点は様々です。
それを「やりがい」と言ったり、「モチベーション」と言ったり
それらを実感できるから「仕事が好き」と思ったり
「会社が楽しい」と感じるのでしょう。


つまるところ、「働きがい改革」と大げさに旗を揚げることよりも
まずは、一人一人の「欲求のプロフィール」をその人自身が見つめなおし
マネージャーが理解し、チームで共有し、
今、目の前の仕事をどんな工夫をしたら、
その人のプロフィールに応じた仕事の仕方となるのか。

器の大きな欲求を満たすべく、どんな風に仕事に取り組むのか。
仕事によって大きな器の欲求が満たされることで、
楽しい、嬉しい、やりがいを感じる、働きがいがある
となっていくのでしょう。

働きがいとは会社から与えられるものでも
上司が作ってあげるものでもなく、
結局は一人一人が自分の欲求のプロフィールに応じて
作りあげていくもの。

改革というよりも、
創造と工夫のなせる技なのだと思います。

そのためには、まず
自分を知ること!

あなたはどれくらい、自分について、
自分の欲求のプロフィールについて知っていますか?


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