マネジメント・リーダーシップ

五毒を乗り越える

先日、北川八郎さんの講演を聞きに行きました。

北川さんは防衛大学中退後、サラリーマンになりますが、人生の答えを求めて退社。インド放浪の後、熊本県小国郷に移住。萬願寺窯で自然灰釉の器を創作する一方、自作農業に勤しんでいらっしゃいます。40日間を超える断食を2度体験する中で、魂の存在意義、生き方の法則を解悟された方です。

心に残るお話が沢山あったのですが、一番私に響いたのは「五毒を乗り越える」ということです。

五毒とは以下の5つ。

① 怒り・イライラ

② 不平・不満

③ 愚痴

④ 言い訳

⑤ 文句

この5つの毒を出していると、人間はどんどん悪い方へと悪い方へと陥ってしまう。

5つの毒は他人に対して吐かれているモノでも、それらは自分が弱っているときに還ってくるのだと。

「天に唾をはく」という例えがありますが、まさにそういうことなのだそうです。

特に、リーダーの①の怒り・イライラは人を苦しめ罪を作ってしまう。無用な怒りを捨て、毎日イライラしない世界に住んでみる。そうすることで、会社やチームを結果的に平和な状態に導き、穏やかで繁栄する組織を作ることができるのだということです。

「愚痴と文句と嘆きと怒りは運の河のゴミである」

自分の河をきれいにしよう

嘆きや人への非難で河を汚さないように

きれいになって、海にかえろう。

(北川八郎さんブログより抜粋)

話を聞きながら、以前は、私の運の河はゴミだらけだったと思いました。

幸いにして「感謝ノート」のお陰でゴミはだいぶ減ってきたのではないかと思っています。

私たち凡人には、五毒全てを乗り越えるのはなかなか難しいことかもしれません。

それでも、感謝を忘れなければきっと乗り換えられると北川さんはおっしゃっていました。

チームに蔓延する毒を解毒する最大のものは感謝です。

常に感謝に満ちた心持ちでいることで、自分自身もチームや組織も良い状態へ向かうことができるのだと、改めて思ったのでした。

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