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思い出してもらえる人になる

土曜の午後、数年ぶり(?)にAさんからメッセージが届きました。
日頃はSNSの投稿で様子をなんとなく知っていましたが、
直接連絡をもらうのは、実に5年以上ぶりです。

メッセージの内容は、
今、Aさんはとても困った状況にあるというものでした。

私は連絡をくれたAさんに、とても感謝しました。
だって、追い詰められた状況において、
私を思い出してくれたからです。


社会人1年生の時、法人営業駆け出しの私に、
先輩はいつもこう言っていました。


「困ったな、どうしようかな、と思った時、
思い出してもらえる存在になれ。
助けてほしい、相談したい、と思った時、
気軽に声をかけてもらえる存在になれ。」

当時はあまり深く考えかなった先輩の言葉ですが、
今は、その真意がよくわかります。


本当に追い詰められた時、困った時、助けてほしい時、苦しい時、
つまり逆境の時、
他人にSOSを求めるにはカッコなどつけている場合ではなく、
時としてみっともない自分をさらけ出さなければいけません。
みっともない、情けない自分をさらけ出すことができる相手。
それには相手に対する信頼が不可欠です。
どんなに困窮してもあの人にだけは助けられたくない! 
と徹底的に嫌われる存在ではなく、
みっともない部分をさらけ出しても良いと思える
信頼される人間になれ!
そんな関係性をお客様と築け! 
と先輩は言いたかったのだと思います。

それが例え5年ぶりであろうと、10年ぶりであろうと
歳月の長さは関係ありません。
だって、私を頼ってくれたのですから、
こちらの方こそ感謝しかありません。

「思い出してもらえる人になれ!」

新人の時に徹底的に先輩から叩き込まれたあの言葉。
これからもその教えを守っていきたいと思います。

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