マネジメント・リーダーシップ組織開発

見えないものにも目を向ける

ビジネスエリートやイケイケ数字大好きの人たちが陥りがちなこと。
それは「目に見えるモノ」しか信じない、関心を示さない
ということです。
「その根拠を具体的に数字で言うと?」
「感覚的じゃなくて、客観的事実として証明してほしい」
などと言われると、説明に窮してしまうこともあるのですが
見えることだけに縛られるんじゃなくって
見えないものにも関心を持って~~~
と私は心の中で叫んでしまいます。

この世の中は、目に見えるものだけで構成されているのではありません。
見えないけれども確かにそこにあるモノはたくさんあるのです。

空気、電波、熱、音、引力、・・・
今、世の中を騒がせているウイルスだって、
目には見えないけれども確かに存在しています。

そう、この世の中は目に見えるものだけで構成されているのではなく
見えないけれども確かにそこにあるものはたくさんあり、
そういったものにも私たちは大きく影響を受けているのです。


それは組織、チームも同じこと。
チームにおける雰囲気、空気感。
無言の圧力。不健全な圧迫感。

チームメンバーから発せられるものもあれば
リーダーが発しているものもたくさんあります。

元気、活気、やる気、勇気 ・・・
嫌気、弱気、陰気、殺気 ・・・


もしかしたら、チーム作りには
目に見えるものよりも見えないものの方が、
大切なコトが隠れている場合が多いのかもしれません。

見えないものを感じるにはどうしたら良いのか?
それはとてもシンプルです。

先入観、思い込みを取り払って、素直にありのままを「感じる」ことです。

けれども、物事はシンプルであればあるほど難しい。
目に見えないモノを感じるというのは、
慣れないうちはとても難しく感じるかもしれません。

でも大丈夫。
誰でも必ず「感じる」ことはできるようになります。
寒い、温かい、冷たい、熱い、と自然に感じるように、
チームやメンバーに対する思い込み、先入観を捨てて、
そのまんまを「感じる」のです。

見える事だけでなく、見えない事にも意識を向けると
それまでには気がつかなかった色々な事柄に気がつき始めます。
良いことも、そうでないことも
メンバーのことも、自分自身のことも
実に様々な気づきが得られるのです。


チームも組織も、この世の中は、
見えるものと見えないものの両方でできている。
見えることばかりにとらわれるのではなく、
見えないことにも意識を向けて、
あなたの「感覚」をもっと磨いてみませんか?

タイトルとURLをコピーしました