マネジメント・リーダーシップ

SOSが苦手な私は、SOSしている人を助けるのが好き

私は、子供の頃から困っている人を見ると、放っておけないタチでした。
いわゆる、「お節介」なタイプです。
頼まれもしないのに、ついつい口を出し、手を出したりしました。
「お願い」とか「助けて」などと言われると、
たとえ、それが好意をあまり持っていない人であっても、
「仕方ないなぁ」とか「わかったよ」とか
いい気になって手伝ったりもしました。
決して「良い人」なんかではなく、
そうるすことが、私の力・価値の欲求を満たしてくれることを
子供心に分かっていたのだと思います。

一方、自分が困った時、窮地に陥った時はどうかと言うと、
余計な見栄やプライドが邪魔をして、
「困っているの」「助けて」
などとは、なかなか言い出すことができません。
「わからない」「できない」と言うことを良しとしない、
幼少期の環境が、そんなおかしな思い込みを作ってしまい、
他人様にSOSをすることがとにかく苦手なのです。


SOSを出すのが下手な私は、SOS出している人を助けるのが好き。

けれども、世の中、
SOSを出している人ばかりが応援の必要な人ではなく、
私のように、
SOS出せないけれども、応援がとっても必要な人もたくさんいます。

「助けて!」と言えない私は、
「助けて!」と言えない人の気持ちがよくわかり、
どんなふうにかかわってもらえると、
他人からのサポートを受け入れやすくなるのか、
要はまあ、単なる面倒くさい人なんですけど、
私がそのタイプなので、そういう方たちの気持ちもトリセツも
完璧ではないにしろ、おおよそのところは見当がつきます。


SOSと本当は言いたいけれども、なかなか口に出せないあなた。
SOSと言わなくていいので、「ちょっと思っていること」を
気軽にお話ししてみませんか?

なんといっても、私はお節介が好きなので、
あなたがSOSと言わなくても、
私の方が「手伝わせてほしい!」のです。


生意気盛りだった頃、
そんな私を見るに見かねたマネージャーが私に言ってくれた言葉が、
今も心に強く残っています。

「俺に、お前のこと、手伝わせてくれよ。
お前が一人でできるのは知ってるけど、
俺にもマネージャーの立場があるからさ。」

私の負けず嫌いを知り尽くして、下手になった差し出してくれた
マネージャーからのサポートでした。
ありがたかった~。
唯一、このマネージャーにだけは、
「困っているんです」と、その後は言えるようになったものです。

誰かのお手伝いをしたくてたまらない私が
あなたからの「世間話」を待っています。
あなたのちょっとした「おしゃべり」のお相手にしてもらえませんか。
お待ちしています。

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