禅語から学ぶリーダーのあり方

「三人同行、必有一智」誰からでも学べる

三人同行、 必有一智 (さんにん どうぎょうすれば かならず いっち あり)

三人いれば、自分が学ぶ人は必ずその中にいる という意味です。
これについては、以前にもブログで書いたことがあります。

もともと弊社の研修やワークショップでは
「自分以外の他者から学ぶ」
ということを、受講の皆さんには口を酸っぱくしてお伝えてしています。

自分より素晴らしい! と思うことからだけでなく、
「なんて失礼な物言いなんだろう」とか
「講師の説明、わかりづらいな」とか
そういった、一見ネガティブな状況からも
人は学ぶことができる。
だから「学びの姿勢」で常にアンテナを立てていてほしいと。

これ、リアル研修はもちろんの事、
オンラインに場が変わることによって、
私は一層、これが大切だと感じています。

オンライン研修は、ややもすればリアルのそれよりもはるかに
サボることが可能! です。
そのため、プログラムを提供する側の工夫が問われるのですが、
もちろん、受講する側の意識と姿勢も大切になります。

モニターに映る自分の顔ばかりを気にするのではなく、
相手の話す表情を見て気づき学ぶこと、
ブレイクアウトルームでのディスカッションで
自分とは全く異なる価値観を持つ人から学ぶこと、
チャットから学ぶこと、
リアル現場に負けないくらい、
オンラインも学びの宝庫です。


ここ最近、私は友人が定期的に配信している
インスタライブにハマっています。
話の内容もさることながら、
ライブ中に次々と画面に上がってくるコメントに、
彼女がどのように対応するのか、
そこから得られる気づきが山のようにあるからです。
人間味溢れる彼女の、臨機応変な回答や反応に、
学ぶところが実に多いからです。


三人いれば・・・
とありますが、
その瞬間、多くの人たちと一緒にいようと、単独であろうと、
何かのコトに触れた瞬間、私たちは「必有一智」、
つまり、学ぶことはいくらでもあるのだと思います。


在宅勤務が続く中、他人と触れ合う時間は貴重な学びの場でもあります。
リアルであれ、オンラインであれ、
その気になれば、そこは気づきと学びの宝庫です。

今日、あなたは何を気づき、何を学びましたか?

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