質問の力 聴く力

誰だって変わることができる

お世話になっている金融機関さんから
「担当になりましたTです。」
とお電話を頂きました。

いつもなら、「はいはい」と適当にご挨拶を済ませてしまうのですが、
その時はなぜか、「15分ほどいいですか?」の言葉に
ちょうど、それくらいなら融通がきくと思い、
お話しをすることになりました。

結論から言うと、Tさんとの時間はとても有意義なものでした。
何故って、ほとんどの時間は、
Tさんからの質問に対して私が答えるという、
つまり、8割以上は私が話をしていたのですが、
その結果、私自身がとても大きなひらめきや気づきを得ることができたからです。

たいていの場合、単純な質問を受けるだけ、
または、手元にある資料を確認されるだけ、
その方が聞きたいことをランダムに聞かれるだけが殆どです。

ところが、Tさんは違いました。

・前期、前々期、さらにその前と、売上が上がっている(または下がっている)
理由は何ですか?
・主流サービスとそれ以外の売上比率はどれくらいですか? 
・実際にかかる手間はどちらが大きいのですか?
・その手間を減らす対策は何かありますか?
・比率が逆転したらどうなりますか?
・コロナが落ち着かなかったら、提供サービスに変化は必要ですか?
・資金繰りの安定と言う点では、どのサービスが成長するのが経営的にベストですか?
・大きなお取引様が継続されている理由は何ですか?
・大企業と中小企業と、取引上のそれぞれのメリットは何ですか?
・今後、どちらを主軸にしていくか、その理由は何ですか?
・売上を今の倍にするには、何が必要ですか?
・人的パイプを太くするために、どんな工夫をしているんですか?


他にも、私が答えたことを一層深堀するように、
次から次へと質問がやってきました。
普段から考えていることですので、
答えに窮するということはありません。
しかし、答えていく中で、日常、頭の中で考えていること以上に、
改めて言葉にして発することで、
これまでになかったイメージやアイデアが話しながらどんどんと浮かんできて、
途中からは楽しくて仕方なくなってきました。

もっと質問してくれないかなぁ。
このあたり、突っ込んで聞いてほしいんだけどなぁ。
Tさんと話していると、ホント、楽しい!

自分の意識をもっとクリアにしたくて、
まだ霞がかかっていてはっきりしていなモヤモヤ状態を晴らしたくて、
Tさんからの質問を待っている私がいました。


「どうもありがとうございました。
色々と教えていただいてありがとうございました。
時間、長くなってしまってすみませんでした。」

15分どころか30分近くの話になってしまい、
我に返ったTさんが電話を切ろうとしたのですが、
私としては、新たなビジネスアイデアの発見があったし、
経営上のヒントをつかめたし、
何よりも答えている時間が楽しかったので、
こちらの方がお礼を言いたいくらいでした。

「いえいえ、こちらこそありがとうございました。
Tさん、コーチング勉強しているんですか?」


私の質問に、???だったTさん。
コーチングとは全く無縁の生活を送ってきたようですが、
それでも彼は、
抜群に聴き上手、質問上手、承認上手なのです。


優秀な営業マンはベラベラ喋ったりしない。
質問上手の聴き上手。

これは私の持論ですが、
おそらくTさんも、とっても優秀な営業マンに違いありません。

だって、彼が聞きたいことをただ聞いてきたのではなく、
私の答えに合わせて、どんどん深堀り、必要なところを拡大、
その質問のテクニックは本当に素晴らしかったし、
聴く姿勢も抜群だったからです。


こういう人と話をしていると楽しい。
ひらめきをもらえる。
気づきももらえる。
話をしているだけでアイデアが生まれてくる。

Tさんとの時間で得られた宝物は、
今期の弊社の新たな取り組事項として、
早速、準備計画に取り掛かることになりました。


質問の力とは実に偉大です。
聴く力とは実に偉大です。

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