現実を見よう

組織開発

今日は、有名な「砂漠で遭難したら」を、あるリーダーセッションで行いました。

これは、合意形成の理解に使われることが多いワークですが、今回は、日常のコミュニケーションスタイルと関係性、ひいては目的達成という観点で行いました。

街まで何とか歩いていくことを前提にあれこれ考える人。

留まって救助を待つことを前提とする人。

全員生き残るという目的達成のために、どんな手段を選ぶのか、このあたりは比較的自然に、話の中で語られるのですが、それでもいつの間にか、声の大きな人の意見に流され、何となく話し合いが進んでいきます。

塩は人間には必要だと、プライオリティを上げる人。

ブラックジャックで読んだ、遭難した時には動くな、塩は厳禁と思うという人。

マンガでしょ? と笑う人。

せっかく持っている情報や知識も、誰が言うか、どんな風に言うかで取り扱われ方が異なり、無になることも起きてしまいます。

まあ、本当に面白いやり取りがなされたのですが、話し合い終了後の私の酷評に、彼らは撃沈でした。

「もうね、全員助からない。というよりも、この話し合いの姿は、今のチームの現状そのまんまだね。まさに、チームの縮図だよ。」

話し合いの様子を録画していたので、具体的に早送りで見ながら、彼らが互いに、どこのポイントが気をつけるところだったのか、どこのポイントは良かったのかをフィードバックし合いました。

場の空気が変わったり、がっかりしたり、考え込んだり、周りにあまり配慮していなかったり、その事実を客観的に観察しながら、実際の日々の仕事に落とし込み、振り返ってもらいました。

私があれこれいうまでもなく、体験して。振り返って、考えて、そこに適宜、質問を挟んでいくことで、彼らは自分で答えを見つけ出します。

そして、誰に強いられるでもなく、自分の改善ポイントやストレッチポイントを前向きに受け止め、これからに反映させようと考えます。

研修教材は山ほどありますが、結局、それらは手段であり、その後、どう振り返るか、どう自分自身の現実と紐付けて行動変容におとしこむかが肝になります。

今日は思いの外うまく行き、みな、たくさんの気づきを持ち帰ってくれました。

彼らから言わせれば、「これがチームの縮図だよ」の、私のコメントが一番堪えたのだそうですが、それもご愛嬌?

いえ、それを事実として受け止めた、彼らが素晴らしいのです。

何故なら、現実をありのままに受け止めなければ、進む方向も、その対策も、全く変わってきますから。

現実を受け入れることは、時としてなかなか難しいものですが、まるで関係のない事柄から紐付けることによって、受け止めやすくなるものです。

その方法も、何だって良いのです。

まずは、事実を、現実を正しく見ることから始まるのです。

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