マネジメント・リーダーシップ

弱さのリーダーシップ

先日参加していたあるオンライン講座で、
その居心地の悪さに私はいたたまれず、
途中退出してしまいました。


常々、私は、「今、この瞬間をどう過ごすか?」ということを
とても大切にしています。

その居心地の悪いオンライン講座でも、
そのネガティブな環境から学ぶことは、
きっとたくさんあったのだと思います。
そう、学習者の視点に立てば、
きっと山盛りの収穫だったのかもしれません。

しかし、私は敢えてそれをしませんでした。

それは、体が拒否反応を示したからです。
気持ちが悪くなってきたのでした。
この場合、学習者視点云々よりも、
自分のゴキゲンを整えるために取るべき行動は、
そこにい続けることではなく、
その場を後にすることだと考えました。


頑張ることと無理をすることは違います。
退くことは恥ずかしいことではありません。
それもまた勇気です。

「弱さのリーダーシップ」
という言葉が、最近、私のお気に入りです。

自分の弱さを正直に見せることができる。
それは、真に強い人でなければできないことです。


先月から学び始めたオンライン講座で(これはゴキゲンが担保できます)
同じチームの人にこんなことを言われました。

「由佳さんは、『失敗した』『反省した』って、さらっと言えるのね。
それって、凄いことよね。」

最初は「え??? 正直に言ってるだけなんだけどな」と思いましたが、
もしかしたら、これが弱さのリーダーシップに繋がるのかも
と思いました。


居心地が悪かったオンライン講座にしがみつくよりも
自分には、その場は合わなかったと潔く認めて、
その時間を別の新たなことに有意義に使う。
私はそれで良いと思っています。

リーダーが完璧である必要はないし、
強くあらねばならない、ということもありません。

弱さを正直に見せることができる。
そこで周囲の協力を引き出すことができる。
それもまた立派なリーダーシップ。

新たなリーダーシップの旅が、私に始まったのかもしれません。

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