自分を赦す

誰だって変わることができる

物心ついた頃から今までを振り返ってみると、
物凄く腹が立って仕方がなかった事や、
悲しくて悲しくて気が狂いそうになった事や、
突然裏切られて人間不信に陥りそうになった事や、
絶対に許せないと怒りでおかしくなりそうになった事や、
まあ、「いろいろ」とありました。

その瞬間瞬間で、つらかったり悲しかったり苦しかったりと
複雑な感情を痛いほど味わってきましたが、
それでも振り返ると、
「あれがあったから今がある」と心から思える自分がいます。
二度と顔も見たくない、
この世から存在ごと消えてほしい、
と物騒なことを思った相手に対しても、今はすっかり赦せている自分がいます。
赦すというと、ちょっと上からの物言いで、不適切かもしれませんが、
感謝と赦しがミックスされた、そんな思いがあるのです。


ところがです!
昨日、私はたった一人、赦せていない人がいることに気がつきました。

それは「私自身」です。


私はもう十年以上も前から、ずっと手に入れたいと思っていながら
なかなか手に入れることができないあるコトがありました。
私には縁がないのかなぁ。
どこかから降ってそのコトがやってこないかなぁ。
こんな風にずっと思っていました。
「手に入れたい」と本当にずっと思っていました。

しかし、仲の良い友人知人は皆、口を揃えて言うのです。
「本当にそう思ってるように見えない!」
「口ではそう言ってても、本気じゃないよ!」
「全然そう見えないもの。絶対に手に入りっこないよ。」


私としてはとっても心外で、しかし、仲良しの友人の言うことだから
「そう見える」のは事実なのだと受け入れるしかありません。
ただ、なぜ「そう見えるのか」がずっとわからずにいました。


しかし、昨日ついに、私はその謎が解けたのです。
それは、私自身が、顕在意識では「手に入れたい!」と思っていても、
潜在意識で「手に入れてはいけない」「それを自分に赦してはいけない」
とブレーキをかけていたということです。

人間の意識の9割以上は潜在意識が締め、
顕在意識は1割にも満たないと言われています。
その潜在意識でNG が出ているのです。
それでは、いくら顕在意識が「手に入れたい!」と声を上げたところで、
潜在意識の絶対的力でブレーキがかかってしまうのも頷けます。

つまり、アクセルは踏んでいるんだけど、
しっかりと思いっきりブレーキも踏んでいる、ということですね。

このことに気づいた私は、まずブレーキを緩めること。
即ち、「自分がそのコトを手に入れるのを、自分に赦す」ことにしたのです。

過去のあまりにもつらいある経験は、私がそれを思い出すことがないよう、
その経験ごと、私の記憶のはるか奥底に全てを封じ込め、
「二度とそれを手に入れてはいけない」
「自分にそれを赦してはいけない」
と潜在意識下で自分に言い聞かせていたようです。

自分自身を深く深く振り返った時、その閉じ込めていた記憶が突然蘇り、
やはり辛く悲しい思い出が溢れてきたのですが、
それと同時に、
そのコトに対した当時の私自身をまだ赦せていなかったのだ
と気がつきました。

私にはまだ消化しきれていない事実があった。
それは他人ではなく、自分の中にあった。

結構な衝撃ではありましたが、
「人は、自分で自分の事が一番分かっていない」
というのは、こういうことなのかもしれないとも思いました。


真因が分かったからには、あとは簡単です。
そのコトから20年近く経った今、改めて、その事実を自分で受け止め、
その時の自分が取った行動を自分で赦しました。
「そんなことがあったね。事実を受け入れた上で、自分自身を赦します。」
そして、過去だけでなく、これからの自分にも赦しを与えました。
「私が今、新たにそのコトを手に入れることを自分に赦します。


潜在意識でしっかりとブレーキを踏み続けていましたが、
そのブレーキを外すことができて、
とても晴れやかな気持ちでいられる自分がいます。
これからは自分のペースでアクセルを踏んでいけばいい。
そう思ったら、すでにそのコトが手に入ったような気持ちになっているのですから
本当に人の心は不思議なものです。


アクセルを踏んでいるのに、なぜか上手くいかない。
どうしても自己肯定感、自己重要感が持てない。
本気だと他人からは見てもらえない。
何をやっても楽しくない。
など、こういう感覚がずっとある人は、もしかしたら私のように
心のどこかで実は、「赦せていない自分」がいるのかもしれません。

過去に何があったとしても(すっかり忘れ切った(と勝手に思っている)としても)
今、あなたがそのことを自分に対して赦すことで、一歩前へ踏み出すことができるのなら、
誰に遠慮することもなく、堂々と自分に赦しを与えてください。
ずっと苦しんできたね。ずっと重荷を抱えていたね。
そう自分をいたわって、前へ進むことを自分に赦してあげてください。

どんなあなたも素敵です。
どんなあなたもそのままで素晴らしいのです。
自分で自分を赦してあげて、明日への一歩を踏み出してください。



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