誰だって変わることができる

何があなたを止めるのですか?

マネージャーとはこうあるべき
あの人はいつもいい加減だ
若手はいつも意見を言わない
リーダーは強くなければならない
仕事は完璧に行うのが良い

例えば、あなたがこのように強く思っていたとしたら、
「こうあるべき」ではないマネージャーには不信感を抱くかもしれないし、
自分自身が「こうあるべき」ができないと自分にダメ出ししてしまい、
行動が却って消極的になってしまうかもしれません。
「いい加減」と思っている相手には仕事の依頼をためらうかもしれないし、
何かのプロジェクトメンバーの候補にすら検討しないかもしれません。

人は誰しも「強く思っていること」を持っています。
それを「信念」と呼ぶのか、場合によっては「価値観」と捉えるのか、
「固定概念」とするか、「思い込み」と考えるのか、
どのような呼び方でも良いのですが、
とにかく、どんな人も「強く思っていること」があるのです。

その強い思いがあなたの行動を前へ押し出してくれるエネルギーになるのなら
なんら問題はないのですが、
前述のように、あなたの行動を制限してしまう、
もしくは思考自体に制限をかけてしまう場合があります。

その強い思いを自分自身が明確に自覚できていれば、
「あ!この思いが私にブレーキをかけている」
と気づくことができます、
しかし、多くの場合は自覚できていません。
そして、その強い思いはあなたにとっては至極当たり前の事であり、
当たり前すぎて、その思いが本当にその通りなのかどうかを疑う余地もなく、
したがって、例えそれらがあなたの行動に制限をかけていたとしても、
ブレーキをかけているモノが何かに気づくことができず、
モヤモヤ、イライラ、ストレスを抱えてしまうのです。

今日、私は、新たな思い込みに出会いました。

「コンサルタントとはこうあるべき」
「社外取締役とはこうあるべき」
という、持論ともいうモノですが、
それらが私の行動に制限をかけているということに気がつき、
本当に目からウロコの状態でした。

「上司とはこうあるべきだっていう考えに縛られて、
だから、あの頃は素直になれなかったのよね。」
と話していた友人の言葉によって、私は自分の思い込みに気がつけたのでした。

もし、あなたが今、前へ進みたくても進めない、
モヤモヤ、イライラ、どうしたらいいんだよ~~~
という状態に陥っているとしたら、その時にはぜひ、
「私を止めているものは何?」と自分に問いかけてみてください。

あなたにとってはごくごく当たり前の考え・思いが、
実は、あなたにブレーキをかけているかもしれません。

それって本当?
そうでなければいけないの?

自分の中から抜け出して、
頭の上から自分自身を見つめて自分に問いかけてみてください。

「何があなたを止めるのですか?」

あなたを止めているモノに出会った時、
あなたは私同様、目からウロコ状態を味わうでしょうし、
それを手放すことで前へ進むことができる喜びを感じるでしょう。


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