誰だって変わることができる

犬語が通じないのではなく、ネコ語が理解できていない

ネコさんが大好きなワンコのアロンちゃん。
ネコさんを見つけてはキュイーン、キュイーンと切ない声を出しますが、
「こっち来るな!」とばかりに恐怖と怒りで毛を逆立てるネコさん。

「あーちゃん、ネコさんに犬語は通じないんだよ。」
アロンママが言うと、ワンパパさんが笑いながら言いました。
「ネコさんからすると、アロンのネコ語が通じないと思ってるかもよ。」

みんなで大笑いしましたが、
これ、人間にも良くある話ですよね。

メンバーの言い分とマネージャーの言い分
営業の言い分と管理部門の言い分

同じ日本語だけど、言葉面はわかるけど、
「言っている意味がわかりません」状態になる時があります。

こんな時、対立したり、あっちが悪い、理解してくれない
と嘆いたり不満を言ったりしても、
何の解決にもなりません。
だって、こちらがそう思っているのと同様、
先方だって、「通じない・・・」と思っている可能性が
大だからです。

ではどうするか?

マネージャーはどういう考えでそう言っているのかな?
管理部門が発信している意図はどこにあるんだろう?

つまり、自分目線にとらわれるのではなく、
相手の立場、相手目線で考えてみるということです。

そのためには、ムッとしたり、カッとしたり、
そういった感情は一旦脇に置いておいて、
深呼吸したり、目をつぶって気持ちをリセットしたりして、
自分中心を一旦手放して、
場合によっては掌を振って持っているモノを振り払うようにして、
そうやって行動でも自分中心を手放すことをしてから、
相手目線、相手の立場で考えてみると、
違うモノが見えてくるかもしれません。

人間は自分が見たいように見て、考えたいように考える生き物。
誰もが自分中心、自分が可愛いのは当たり前。

しかしそこにだけ囚われていれば、
本当に単なるジコチューであり、
他人と相いれることが全くできません。

どうしてわかってくれないのかなぁ。
なんでそんないいかたするのかなぁ。

そう思えば思うほど、
自分の感情が逆なでられたと感じた時ほど、
犬語が通じないと嘆くのではなく、
ネコ語が理解できていないんだと思ってみる、
そんな心の余裕を持ちたいものです。

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