あなたの質問にメンバーが答えたくない理由

マネジメントこぼれ話

人間は不思議なもので、
その人が持っている「前提」(思い込みや信念など)によって
発する言葉が全く変わってきます。

あなたの子供が夜9時を過ぎても宿題が終わっていないと分かった時。

どうせゲームか何かに夢中になっていたに違いない。
という前提があった時には
「どうして宿題先にしないの?」
と、あたかもゲームより後回しにしたような聞き方をしてしまうかもしれません。
しかし、9時になって終わっていないとは、
何か問題が起きていたのかもしれないと前提した時には、
「何かあったの?」とか「具合でも悪いの?」
などと問うかもしれません。

同様に、メンバーの提案書が納期に間に合うかどうかギリギリの状態の時、
そのメンバーはいつも〆切にルーズだと思っていれば、
「どうしてもっと段取りよくできないの?」
とその時点で責めても何もならないのに、
責めたり非難するような言葉を言ってしまう、その一方、
そのメンバーが納期に遅れることなど滅多にないのに、
相談しれくれれば良かったのにと思っているなら、
「SOSしてくれれば良かったのに言いづらかった?」
「どうしちゃったの?何かあったの?」
などと問うかもしれません。

そして面白いのは、
こちらが「前提」をもって質問すればするほど、
それは相手に伝わるということです。

それがネガティブな前提であればあるほど、確実に伝わります。
ですから、そうした前提をもって質問すると、
相手にもそれが伝わってしまい、
ガードを張られて、
「本当のこと」を答えてもらえない場合があるのです。

ネガティブな前提をもって質問する相手に対して、
真摯に答えようと思う人の方が少ないのは当たり前のことです。

また、仮に「本当のこと」を答えてくれたしても、
質問者の頭の中は自分の前提に染まっていますから、
それ以外のコトはすべて「おかしい」、
だから、受け付けない、または、
受け入れ難くなってしまっています。

メンバーに向かう時、子供や家族、友人と向かう時、
自分の前提(答え)は手放して、
素直な気持ちで相手に質問してみませんか?
そして、色眼鏡なしの真っ白な気持ちで
相手の言うことに耳を傾けてみませんか?

自分が聞きたいことだけを聞いて、
欲しい答えを求めるのではなく、
質問したら、その倍も三倍も、しっかりと相手の話を聞きましょう。

但し、質問は自分の答えを手放して、
真っ白な気持ちで問いかけることをお忘れなく。

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