なぜ、部下を叱るのか?

マネジメントこぼれ話

「叱り方を教えてください」というリクエストを時々頂きます。

傷つけない叱り方
納得してもらえる叱り方

上司は上司なりに「叱る」という行為にモヤモヤがあるのかもしれません。

そもそも、なぜ、部下を叱るのでしょうか?
「叱る」という行為をするのですから、
そうしなければならない理由があってのことです。

今日のマネージャーAさんの答えはこうでした。

①状況を分かってもらうため
②次に同じミスをしないようにするため

他にもありそうですが、
まずはAさんの言い分をもう少し詳しく聞いてみました。

すると、様々な状況説明に加わって、とても興味深い話がありました。

「部下には自分が思うような行動をしてほしい」
そして、そうでない時、叱ってしまう・・・
「部下は決断する時、自分の顔色を窺っている。
良くないとは思うが、自分の考える方向へ持っていきたい」

Aさんの話を聴いていて、
まるで過去の自分を見ているようでした。
まるでそのものだ~ と思いました。

つまり!
簡単に言ってしまうと、
「部下を思い通りにコントロールしたい」
のです。
そして、そうならない時、それらしい理由はついているけれども、
叱る、いえ、怒ってしまうのです。

本人は叱っているつもりだけど、
部下からしてみれば、思いっきり怒られている状態。

それでは部下からしてみれば、その内容を
受け入れられるはずもありません。
叱り方云々を学ぶ前に、その「コントロールしたい」思いを
手放さなければいけません。

それ、ダメよ。昔の私と同じじゃない。
ダメダメ、手放して~。卒業!!!

手前味噌ではありますが、
仕事ができる上司ほど、部下をコントロールしたくなるようです。
自分と同じようにすればデキるようになるはずだ!と。
そして、それが上手くいかない時、叱る。いえ、怒る。

これでは部下の成長の機会を奪ってしまうどころか、
委縮させてしまい、
潰してしまうことにだってなりかねません。

部下の叱り方を学ぶ前に、
「なぜ、部下を叱るのか」をしっかりと考えてみましょう。
叱るとは、良い方向へ相手を導くこと。
あなたが叱ると思っている事は、
本当に叱ることなのか、それとも怒ることなのか。
少なくとも、
前提が「相手をコントロールしよう」と思っての事ならば、
それは叱る行為ではありません。

Aさんの質問「叱り方を教えてください」に対する
私の回答はこうでした。

叱り方にノウハウは必要ありません。
「叱る」のではなく、
相手の成長を願って「伝える」のです。
相手を知り、相手に寄り添い、相手を思えば、
「伝え方」は自ずとわかります。
それでもこちらも人間ですから、
感情的になってしまう時もあるかもしれません。
その時には、「ごめんなさい」と言えばいいだけです。
「叱る」と気負わず、「伝える」工夫をしてみませんか。

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