コロナ禍のマネジメント

マネジメントこぼれ話

日本旅行業界様のある委員会において、「コロナ禍のマネジメント」についてお話をさせていただく機会を頂きました。
コロナ大逆風をまともに受けている旅行業界。
休業はもとより、雇用維持のため異業種への出向、希望退職者募集など、本当に厳しい状態が続きます。

人がどんな時に不安が募りストレスが増大するのか。
その一つに「先が見えないこと」があります。

一体いつになったら終わるのか、いつまで我慢すれば良いのか。
たとえそれがどんなに遠くとも、「いつ」が分かるのとまったくわからないのでは、
今を過ごす心持が全く異なります。

では、「先が見えない」今、一体どうすれば良いのでしょう。

今を起点に先が見えないのであれば、
望む未来から今を見るのです。

望む未来がいつかはわかりません。
しかし、それはコロナ禍以前であっても同じこと。
手に入れたい未来がいつやってくるかなんて、本当は誰にもわからない。
それでも決められた時に確実に望む未来を手に入れている人がいるとしたら、
その人は、自分でその「いつ」を決めて、その未来から今を見て、
必要なコトに取り組んでいるのでしょう。

望む未来がいつかを決めることはできなくても、
望む未来がどんな風であるかを具体的にイメージ、思い描くことは可能です。
コロナ禍かどうかは置いておいて、
あなたはどんな未来を手に入れたいのでしょうか?
その未来を手に入れるために、今、できる事はなんですか?
コロナ禍の今だからこそできることはなんですか?

コロナ禍の今、マネジメントに求められているのは、
こんな風に、メンバー一人一人に寄り添って、
望む未来をありありと思い描くことができるようサポートし、
「ない」ものを嘆くのではなく、「ある」ものに意識を向け、
「できない」ことを嘆くのではなく、「できる」ことに感謝をして、
今を有意義に過ごすことだと思います。

せっかく旅行会社に入って添乗員として活躍しようと思っていたのに・・・
「添乗員になる」というビジョンがやる気スイッチだった人にとっては、
そのビジョンは今は叶わないので、失意に沈んでしまうのも無理ありません。

しかし、添乗員になって活躍することで、何を手に入れたかったのでしょうか?
お客様の喜ぶ笑顔が見たかった?人が好き?
旅のお世話を通して誰かのお役に立ちたかった?
一緒に世界中を飛び回ることで、自分の好奇心を満たしたかった?
「添乗員になって活躍したい」とビジョンは同じでも、そこに込められた「想い」は人それぞれ。
その想いこそが、個人個人が大切にしている価値観に紐づいており、
添乗員として、その価値観を満たすことはできなくても、
別の何かで、その価値観を満たすことができるのなら、
気持ちも前へ向くというものです。

コロナ禍のマネジメントは、従来の何倍も何倍も、一人一人に寄り添い、
丁寧に丁寧に関わっていく事が大切です。
それを今、できるか、そうでないか。

それこそが、未来の会社を決めるのだと思います。

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